2021年、新年明けましておめでとうございます。
自助努力と専門的知識と資格そして「未来のニーズを満たすものだけが残ります」
1月5日豊洲市場でマグロ初競りが行われ、青森県大間のマグロが2084万円で落札されました。昨年の10分の1の落札額でした。
昨年3億円で競り勝ったすしざんまい喜代村の木村社長は、今年は競り負けました。「外食は自粛モードなので派手にやるのはいかがなものかと」言ってました。
世界と日本では年初から新型コロナが猛威を振るっています。70%感染力がアップした変異コロナも出はじめ、ようやく接種が始まったワクチンが利かない状態がでています。
欧米の感染者の増大も止まらず英国やドイツでは2度目のロックダウンが始まりました。一時立ち直りかけた欧米の経済も低迷が続けば国際貿易への重大な影響が懸念されます。日本でも1都3県に今週にも「緊急事態宣言」が発出される見通しです。
有名なスペイン風邪も1918年から1920年まで終息まで3年を要しました。今年1年はコロナ感染拡大の中で暮らすことを覚悟せねばなりません。
欧米のコロナ感染拡大で経済不況は国際貿易の不況に連動します。また中国のバブル崩壊が今年から始まるとの予測があります。1929年の世界大恐慌を超える大恐慌が来るとの予測もあります。
大不況・大恐慌は同時に大失業時代の到来を意味します。
まず今年最大のイベントは4月の親社員の採用状況です。大学生の就職内定率は69.8%で5年ぶりに70%を下回りました。
2020年の全国民間企業の求人は80.5万人でしたが2021年は68.3万人です。それも去年6月の調査なのでもっと減少している可能性が高いです。
内定を得られなかった半数近い大卒者は民間の人材派遣会社やハローワークに流れてきます。つまり4月以降の転職者はかってない厳しい状況下におかれます。
同時に不況の進行は派遣通関士だけでなく正規社員通関士が職種変更を余儀なくされるか職を失う可能性も拡大します。
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自助努力と専門的知識と資格そして「未来のニーズを満たすものだけが生き残ると確信いたします。
通関士の現在と未来のニーズは、これからどんどん拡大する越境EC貨物の通関技術と高度な専門知識を身に着けることです。
例えば繊維、暫八、オートパーツ、化学品、食品輸入の専門知識やFTA,EPAなど原産地関係の申請・申告、輸出貿易管理、国際貿易業務の専門家となることです。また得意な誤爆力を活用した世界各国の税関・通関事情の専門家などです。
皆様が自らの通関士資格を専門的に高度化するような自助努力によってこの大不況時代を生き抜くことを祈念いたしまして
新年のご挨拶といたします。(文責:佐藤 健一)