春が来たがそれは沈黙の春だった
二年続く沈黙の春からいつもの春は必ず来てほしい
昨年は4月7日から5月6日までの初めての緊急事態宣言でした。あれから1年がたち今年は正月からの緊急事態宣言が3月21日に解除されました。しかし感染の再拡大(リバウンド)が懸念されており、マスクも在宅勤務も、繁華街の時間制限も引き続き「警戒態勢」です。
春といえば「春爛漫」桜の季節です。花見の客で歩くこともできない上野公園の様子は過去の風物詩のようです。「春が来たがそれは沈黙の春だった」という米国の公害反対運動の草分けの生物学者レーチェル・カーソンの言葉を思い出します。
また1919年に始まったスペイン風邪は3年間続きました。 病原菌は「A型インフルエンザ」です
A型インフルエンザ。今は誰でも知っていますし、今年はA型?B型?なんて話てますよね。「A型」は鳥を中心に広がっていたウィルスで、人には関係ありませんでした。それが突然変異して人にも感染して、大流行したのです。
スペイン風邪は、感染者数は世界で6億人、死亡者数は2000万人から4000万人といわれています。日本では感染者数が2380万人、当時の日本人口が5473万人なのでおよそ人口の半数以上が感染、死亡者が22万人から38万人と言われている。世界の致死率は3~7%に対し、日本は1~2%と低い致死率でした。
スペイン風邪は3年間で、およそ3回の波がきたといわれており、第一波の感染者数が2117万人、第二波は241万人、第三波は22万人と10分の1ずつ感染者は減っている。しかしながら、致死率に関しては第一波が1.22%、第二波が5.29%、第三波が1.65%となっており、第二波は感染者数は減っているものの、致死率は群を抜いて高くなっており、これはウィルスの型が変わったことが原因ではないか?とされています。新型コロナもワクチン接種が始まったとはいえ過去の教訓をよく学び、まだまだ注意が必要ですね。
春は沈黙して人間も沈黙していて世の中がマイナスxマイナスに沈んでいる中で、このような体験は一生に一度のことですが何か思い出に残るプラス要素を考えていきたいものです。
何らかの資格試験受験中の人には超ラッキーな環境です。お酒やお友達のお誘いがないのでいつもの何倍もの時間が使えるとか。サラリーマンの人には、ビッグチャンス。上司や同僚、お客様からのお誘いもなく、早く家に帰れたり在宅勤務で家庭サービスが充実したりとか。沈黙の3年間がリバウンドの大騒ぎの3年簡になることは明らかです。今のうちにプラスの財産を貯めておきましょう。
コロナ不況はあと1年は続くと見なければなりません。通関業会への不況の影響もこれからが正念場です。どの企業がどのような状況かはアデプタスは把握してございます。求職者の皆様よりはるかに詳しい情報を持っております。安心して弊社にお任せください。
このような時期だからアデプタスは、求職者の皆様と手を携えてこのコロナ不況を乗り越える決意でございます。沈黙の春は必ず終わります。(文責:佐藤健一