新コロナ後のニューノーマル(新常識)と通関士
コロナウイルス終息後のニューノーマル(新常態)と通関士の役割
コロナウイルス第二次感染の恐れが出てきました。日経が6月30日〜7月15日に実施して145社から回答を得ました「社長100人アンケート」では事業環境の回復に「2年以上かかる」との予測が過半に達しました。
今、人工知能(AI )で業務を自動化する動きが加速しています。アンケートに回答したほほ全ての企業がテレワークを続けており、4割近くが「オフィス面積の縮小」を検討し、コロナウイルス感染の長期化に危機感を持っています。
コロナウイルス感染の影響で採用の手控えが広がる転職市場のなかで「自動化されやすい職業」の求人減が目立っています。5-6月の求人数は自動化されやすい職業の求人が前年同月より30%以上減少しました。それ以外は10%程度の減少でした。
自動化されやすい職業とは定型的な作業が多い事務職(35-37%減)や製造業の現場職(30-31%減)などです。
2015年の野村総合研究所のレポートでは日本の労働人口の49%が人工知能やロボットで代替えが可能としています。代替えが可能な100種の職業のなかに「貿易事務員」が入ってます。通関従業者が行なっている貿易事務オペレーターは将来のAI化の時代には生き残りは難しいようです。
NACSSのオペレーターしかやってない通関士もAIにとって代わられます。
輸出入業務で関税法上の判断を行い輸出入者に代わり財務省への主張と陳述を行う本来の通関士こそ目指さなければなりません。
これからの通関士は、弁護士や税理士のように財務省への主張や陳述を行い輸出入者の利益を守る本来の仕事をしっかりやらねばなりません。そして通関従業者の皆様は通関士試験の合格を目指してください。
我々アデプタスは通関士様と通関従業者様に輸出入者様や通関業者様へのご紹介をさせていただくとともに、通関従業者様など貿易業務従事者様の通関士試験合格に向けたサポートをいたしております。
通関士試験についてのご連絡、ご質問をお待ちいたしております。(文責;佐藤健一)