コロナとマックの新たなドライブスルーサービス
コロナとマックの新たなドライブスルーサービス
マックが新しいサービスを始めます。今までのドライブスルーは車で店の窓口に注文し受けとる方式でしたが、これからはスマホで注文すると駐車中の車まで持ってきてくれるとのことです。
マックの創業物語の映画「ファウンダー・ハンバーガー帝国のヒミツ」では1974年はじめまで米国のハンバーグ販売はウエイトレスが駐車場で車まで行って注文をとり、車までハンバーグを届ける方式だったので20分ほど必要でした。ゴミの回収もしていました。マック兄弟の店ではウエイトレス無くして、お客様に店のカウンターまでハンバーグを取りに来てもらいごみもお客様に片づけてもらいました。何より革命的だったのは20分かかったハンバーガーの注文から受取りまでの時間を3分にしたことです。出来上がりまで3分のシステムは創業時からのやり方なのです。
今回の車までハンバーガーを届けるサービスは半世紀ぶりの復活になります。
ある歌舞伎役者が「伝統を守ることは絶え間ない革新の連続です」と言っていました。
マックは時代の流れに即座に反応して顧客のニーズに答えるとともに注文から受取まで3分を守り続けています。マックシェークも創業時からのものです。マックがいち早く始めたドライブスルーがコロナウイルス感染での非常事態にも負けず売上を維持する力になりました。
本当に強い企業は困難な時代でも乗り切れる創業以来の伝統の力と常に革新を怠らない力の両方を持っています。創業から半世紀のマックにこれからも目が離せません。(文責:佐藤健一)