在宅勤務とコロナウイルスと賭け麻雀
在宅勤務とコロナウイルスと賭け麻雀
黒川高検幹事長がコロナウイルスによる在宅勤務中に新聞記者と賭け麻雀をして辞任しました。黒川さんは事実上の更迭です。法治国家日本の最高機関の責任者ですから退職金は辞退するでしょう。江戸時代なら責任をとって本人は切腹、お家断絶ですね。
当然、一緒に賭け麻雀をしていた新聞記者三人も同罪で切腹(解雇)ですよね。
検察庁担当のベテラン記者なら黒川さんのようなエリート官僚が何をしてよいのかいけないかを熟知しています。
一緒に賭け麻雀をやるくらいの仲間なら、黒川さんにむしろ賭け麻雀がばれたらキャリアを棒に振るから「やめましょう」と強くアドバイスをするでしょう。それが真の友人です。
もっとも彼らが新聞社から送り込まれたスパイなら話は別です。
新聞社が解雇しなければスパイです。産経新聞など大手新聞三社が黒川さんが麻雀好きで一番効果的に彼を陥れるチャンスを狙っていたとしか考えられません。
賭け麻雀が犯罪ならパチンコはなぜ合法なのでしょうか。パチンコ愛好家は平均年間100万円くらい使います。ギャンブル依存症です。病人を作り家計を破壊するパチンコを放置して賭け麻雀だけを攻撃するのはおかしいです。
マスコミがエリート官僚の麻雀依存症を利用してスパイを使い黒川さんを抹殺したのです。一番心配なのは日本社会が、国民が賭け麻雀したから辞任は当たり前と思っていることです。依存症自体は病気なので回りの人が依存症を利用して本人の人生を破壊する行為がなんの非難もされない社会が恐ろしいのです。もう一つは「会社のため給料のためなら何をしてもいい」という悪しきサラリーマン根性が社会に根付いていることです。
実は通関士が一番悩んでいることのひとつが会社のためならなにをしてもいいという会社幹部からの違法な申告の強要です。
会社の業績と適正申告の狭間で苦しんでいましたが、AEO通関制度のお陰で適正申告を守らねば会社の責任だと明確にされたので、適正申告を心がける通関士は安心です。
他人への優しい思いで回る社会が望ましいのですが、他人を蹴落として自分が生き残ろうとする地獄的な人間が多すぎます。
人の弱味(依存症)につけこんで自分達が発展しようとする会社は社会に必要でないのでそのうちに内部崩壊し、倒産するか買収されるかです。
本当に新聞社がいい仕事をして社会に貢献するためならスパイ行為を恥じて、反省し、真実を社会に明らかにしてください。
(文責: 佐藤健一)